古代のミステリー
〜古代に舞い降りた神々の正体〜
* あるはずのない古代の地図 *
 はるか古代に超高空から地球を眼下に望む?そんなことが出来るだろうか?

 しかし、そうとも考えないことには理屈に合わない不可思議な遺跡が数多く報告されているのである。またある遺跡では、宇宙船らしき乗り物のコクピットを描いたような壁画が発見されている。

 1835年、トルコのイスタンブールのトプカプ宮殿というところで一枚の古い地図が発見された。それは16世紀の頃のピリ提督の所有物で、提督はオリエントのどこかで手に入れたものとされている。
 この地図は、ヨーロッパ、地中海、アフリカの海岸線が恐ろしい精度できちんと描かれており、ようやく発見されたばかりの南北新大陸の位置が正確に表示されていたのである。またその当時は知られていないアマゾン川やオリノコ川までが描かれていた。特にアマゾン川は、河口やデルタまでもが正確に記入されていたのだ。
 その後、科学技術が進歩するにつれて、この地図に隠されたショッキングな事実が次々と明るみに出始めた。まず20世紀中頃、音響探知機によって初めてその存在が知られた南極大陸の山脈の位置までもが記入されていたのである。南極大陸の厚い万年氷に覆われた山々は、今日でも音響探知機なくして、その全景を表すことは不可能である。
 そしてきわめつけとして、この地図はかなりの高度から撮影された写真を元に制作されたとしか思えぬ特徴を含んでいた。
 つまり、地球は球形であるがゆえ、方位角は球体の湾曲した表面を、一定の中心を基点として平面上に投影されるのであるが、そのために中心から遠い大陸は下に沈み、南北アメリカ大陸は奇妙な形に引き延ばされる図法となる。下右図がそれにあたる。
高度8000キロ上空からレンズを通して、地球を見るとこのようになる
 1835年にトプカプ宮殿で発見された古地図
 分かりやすく言えば、カイロ上空約8000キロの宇宙空間から撮影されると、まさしくこの地図のような位置にそれぞれの大陸が描かれるのである。地表から8000キロと言えば、人工衛星の中軌道にあたり、通信衛星などが運用されている高度である。
 この地図は1513年に発行されているがオリジナルではない。提督の持ち帰った20枚の地図をもとに編集されたしろもので、そのうちの8枚はアレクサンダー大王の時代までもさかのぼると言われる。しかも、それらの地図にしてもコピーのコピーのそのまたコピーとされているのである。
 こうなると、オリジナルであった地図は数千年以上も前のものということになる。また、中世に発見された別な地図には、南北アメリカ大陸全体が正確に記されているという。新大陸が発見されたばかりで、測量もされていないはずなのに、どうしてこのようなものが、わかったのであろうか?
 しかもこの地図には、アラスカとシベリアが陸続きになって示されていた。つまり、今から数万年も前の氷河期の頃に、超高空より撮影されねば、このような状態にはならないのだ。ではこの地図のオリジナルは、氷河期時代に何者かによって測量、撮影されてつくられた地図だったのだろうか?
 これらの地図は恐ろしく正確で、一度など20世紀の最新技術を使った地図と比較されたことがあったが、2か所の点で古い地図のほうが正しかったということもわかった。これは何を意味するのであろうか? 
* 古代の宇宙飛行士? *
 また、この地図の発見された1935年には、メキシコのマヤ文明のバレンケ遺跡の中から不思議な石盤が発見されている。
 それは6世紀頃、石に彫られた絵で、先入観なしに見つめるとロケット状の乗り物にすわるランナーかパイロットとしか思えないものである。先端はとがり、次にキャブレターのような吸入口にはギザギザ状に変化して尾部からは炎が噴出しているのである。
バレンケ遺跡の石棺に描かれていた壁画
石盤の彫刻をトレースしたもの。これだと細部までよくわかる。
 人間は前かがみの姿勢で一連の複雑な装置を操っている。左足のかかとはペダルを踏んでいるかのように見える。装置の中には、レバーやスイッチを思わせるものがあり、頭にはアンテナやパイプの突き出たヘルメットのようなものをかぶっているように見える。
 この浮き彫りは何を意味しているのだろうか?これはまさしくロケットで、古代人たちが神話、伝説のみならず、記憶にとどめようとして形にした遺物ではないのだろうか?
* はるか以前の異星人が来た痕跡 *
 エーリッヒ・フォン・デニケンは太古に異星人が地球を訪問した結果だと主張している。彼は世界中の岩壁画をことごとく調査した。アルジェリアのタシリ高原には頭にアンテナつきのヘルメットをかぶったような人物像が何百と存在しているが、これらの絵は何万年も前に大気圏外より飛来した人間をイメージしたものだという。
 このような観点から、彼はナスカの広大な絵文字にしても、イースター島のモアイ巨石像にしても、その証拠に他ならないとしている。
 そして、神話、伝説、遺跡などにその痕跡が多数見られると言及している。それによれば、遠い昔に銀河系の知的生命体がこの地球に到達し、地球上で最も知的と思われる類人猿との交配実験を繰り返したのだという。
 その結果、誕生したのがホモ・サピエンスであり、人類はこの意味で、異星人との交配で進化した産物であるというのである。この内容はシュメール文明の都市から出土した粘度版にも似たことが記されてある。
 確かにデニケンの説は興味ある仮説には違いないが、その主張は強引ともいえる所があり、結論はいささか飛躍し過ぎている。何よりも決定的な物理的証拠に欠けていると言えるだろう。

 ただし、トプカプ宮殿で発見された古地図やバレンケ遺跡で発見された石盤を始め、どうにも理由づけ出来ない遺跡も多数存在することもまた事実なのである。
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