オーパーツの謎
〜常識に逆行する不可思議な事実〜
* 理由のわからない現象のオンパレード *
 発掘中の古代の遺跡、あるいは何千年も前の地層から、とんでもないものが、突然発見されることがある。それらは、今までの進化論や考古学、地質学に逆行するようなわけのわからないものである。
 そして、このようなものが発見されると、これまでの長年の常識を根本からひっくり返すことにもなりかねない事実に、学者たちはどう対処したらいいかわからず、原因究明に困り果てたあげく、何かの間違いとして処理されてきた。そうして、あるものは、公式に記録もされずに博物館の片隅にほこりをかぶって放って置かれるか、あるいは闇から闇に葬られて忘れられてきた。
 今日、こうした全く予期せぬ不可解なものはオーパーツ(場違いな加工物)と呼ばれている。このような不思議な発見は、世界中の遺跡、地層などより、かなりの例が報告されている。
* 恐竜時代に巨人がいた? *
 1968年には、アメリカのユタ州でサンダルで押しつぶされた三葉虫の化石が発見された。
 三葉虫は3億年以上も前のカンブリア紀に生きていた生物で、サンダルに踏まれた時は生きていたはずだったと報告されている。
 1882年にはネバダ州で、今から2億5千万年前の石炭紀の砂岩に、人間と思わしき足跡が複数発見された。
サンダルで踏みつぶされたと見られる三葉虫の化石
 ケンタッキー州をはじめ各地の州では、明らかに人類のものと思われる足跡が発見された。しかしこれらの足跡は通常の人間のものよりかなり大きく、長さが56cmほどもあったと報告されている。
 テキサス州のある古生代の河底からは、恐竜と人間の交差しあっている足跡が発見された。人間の足跡の一つは、恐竜の足跡の端に重なっており、人間の足跡は怪物を連想するほど、かなり巨大なものであったという。
 人類が誕生したのは約200万年ほど前と言われているが、それよりずっと以前に、何か巨大な類人猿でも存在していたのだろうか? しかし、ほ乳類が登場するのは、その時代からまだ数千万年待たねばならないのである。
* 時間のゆがみに挟まった不合理な存在 *
 19世紀の終わりには、フランスのある採石場で地下15メートルの深さにある石炭紀の地層から、コインや道具箱が発見された。
 コインには1397という年号らしきものまで刻まれていた。道具箱の方は目のさめるような色彩のメノウに変成していたという。
 19世紀の中頃、マサチューセッツ州では、数百万年前の地層から、合金製のつぼが発見されている。それは、高さ11cmで、複雑な花の模様を型どった銀の細工が施されていた。
 南米ペルーの都市イカで発掘された数多くの石には、衝撃的な事実が絵模様として刻まれている。その石は発見者の名をとって、カブレラストーンと呼ばれている。 その石には、何十種類もの恐竜たちの姿がリアルに刻まれていたのである。 ティラノサウルスやトリケラトプスと思われる恐竜は、言うに及ばず、武器を持った人間が恐竜と闘っている様子までもが描かれていたのである。
 恐竜の存在が知られたのは、19世紀の中頃であり、古代人が、想像力を駆使しても、ここまで恐竜の細部まで描くことが出来るものだろうか?
 しかも、カブレラストーンは1万千年前の地層から、発見されているのである。これらの事実は、人類と恐竜が共存していたことを意味しているのだろうか?
 しかも、驚くべきことには、天体望遠鏡で彗星を観測する人間や 心臓摘出手術の様子が描かれた石まで存在しているのである。何とも、不思議としか言いようがない・・・・。
不可解な絵が無数に刻まれているカブレラストーン
* 驚異的な古代の技術 *
 最近では、中国で高純度のアルミニウム製ベルトの留め金が発見された。アルミニウムが発見されたのは19世紀になってからであり、精錬法はそれより半世紀たった19世紀中頃に、ようやく確立された技術である。これが事実ならば、1700年前の古代中国ですでに確立されていたことになる。
  1938年には、ドイツの学者が古代バビロニアの遺跡から古代の電池と思わしき遺物を発掘している。それは、高さ15cm・幅9.2cmの小さな壷で、紀元前3世紀頃作成されたものと思われた。壷の中には長さ10cm・直径2.6cmほどの銅製の筒が入っていた。更にその中には1本の鉄棒が入っており、アスファルトとハンダで固定されていた。
 その後、復元され、硫酸銅、酢酸、など当時使われていた液体を注いでみたところ、1.5ボルトの電気が発生した。その後、同じような遺跡から同様の壷が多数発見されている。
 この発電壷は一体、何に使われたのだろうか?装飾品に金、銀のメッキ加工を施すのに電気を用いたという説もあるが、電池が発明されたのは今から200年ほど前なので、それが事実であるならば、2500年も前に古代の人々が、電気メッキ技術をすでに知っていたことになるのだ。
 1927年には、水晶を削って造られたと見られる頭がい骨が、マヤ文明遺跡で発見 された。これは、一個のロッククリスタルを彫刻・研磨したものとされ、ほぼ左右対称であり、下顎の部分は取り外すことが出来る。
 水晶は、その硬度からして鋼鉄のナイフでも傷一つつけられないという。 道具の使用跡は全くと言っていいほど見当たらず、後になって、鋭利な回転する刃物で細工をされた可能性が高いということが判明した。しかし、千年以上も古代にそのような高度な技術が存在したのだろうか?
古代人はどのような技術でクリスタルを成形したのだろう?
 インドには、アショーカ王の柱と呼ばれ、いわゆる錆びない不思議な鉄柱がある。
 この鉄柱は、高さ9m、地上部分に6.9m、地中に2mあり、直径44cmで重さ6トンとされている。1500年前にマウルヤ王朝アショカ王により平和祈願を目的として製作されたものらしい。 
 鉄は非常に酸化しやすく、50年でぼろぼろになってしまうが、 この鉄柱は、1500年以上錆びていないのである。 理由は純度99.72%という値にあると言われるが、最大の理由は、リンを多分に含む独自な鉄質にあると思われている。

 いずれにせよ、古代インドで、このように高純度の鉄を精錬する技術を知っていた事実は驚嘆に値するものなのである。
1500年間錆びないアショカ王の鉄柱
1900年には、アンティキシラ島の沖で古代の精巧な歯車装置が発見された。

この装置は青銅製で、可動の指針、複雑な目盛り、金属の文字盤を備えた本格的な精密機械であることが判明した。

しかも、歯車の数も20以上あり、それぞれには連動装置と修正機構をも伴なっていたことがわかった。
アンティキシラ島の沖で発見された青銅製の歯車装置
 この古代の装置は、後に復元されたが、この機械によって、月や太陽、他の惑星の運行を測ったのではないかということになった。
 この装置が造られたのは、紀元前82年と推定されているが、何者がこの超小型のプラネタリウムを考案したのかは謎である。また、当時のギリシアにこのような技術が存在したというのも信じがたいことだ。
後に復元されたアンティキシラの歯車装置
* 次元を超えた不可解なもの *
 中世に発見されたピリ・レイスの地図は、どう解釈すればいいのだろうか? この地図には、氷に閉ざされた南極大陸の山脈と海岸線が記されているのである。それらは、20世紀中頃に、音響探知機の発明により始めて知られたものであるが、この地図には、5世紀以上も前からすでに正確に記されていたのである。
 1969年には南米コロンビアの古代遺跡から、6〜9世紀のものであるとされる黄金細工が多数発見された。これら長さ5cmほどの黄金製のミニチュアは、実に不思議な恰好をしていた。
 1930年には、中米の国コスタリカのジャングルで人造大石球が多数発見されている。この石球は、ほとんどが花崗岩を成形して造られており、大きさは、直径2センチから最大2.6メートル、重量実に25トンに及ぶものまである。
 しかも不思議な事に、すべての石球がほぼ正確な真円球でつくられていることも驚嘆に値する。花崗岩は加工のしにくい硬質の岩石であり、現代の成形技術を持ってしても困難なのである。古代人がどのような技術でほとんど誤差を出さずに、成形したのかは全くの謎である。
 しかも、ジャングルで置かれていた石球の配置が、宇宙を表わすという説もあるが、今となってはすべてが不可解な謎のままである。
コスタリカで発見された不思議な石球
 タッシリナジェールの岩には、マルスと呼ばれ宇宙服を着た人間にそっくりの巨人を描いた壁画がある。

 この種の洞窟画は、コヒスタン、フランス、北アメリカ、ペルーなどでも多く見られ、すべてに類似性が見られている。これらの事実は何を意味しているのだろうか?
6メートル余りある巨大な洞窟画
 日本では、兵庫県揖保郡の斑鳩寺(いかるがでら)には、聖徳太子が作ったと言われる地球儀がある。

 それは、茶色の土でつくったようなコブシ大の球体だが、驚くべきことにその地球儀には、日本列島、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、さらには、江戸時代では知られていない南極大陸までもが刻まれているのである。
飛鳥時代にすでに南極の存在が知られていた?
 1986年には、沖縄の与那国島(よなごくしま)の海面下5〜20mくらいの所で、遺跡と思われるものが発見された。

 規模はかなり巨大で、高さ20数メートル、幅100メートルほどもある。この構造物には、人の手が加えられたと思われる形跡があり、城門、道路、階段、排水溝とおぼしきもの、さらに亀の彫刻を思わせるレリーフなども刻まれている。 
 調査の結果、6千年以上も前の代物であることが判明し、遺跡もその時には陸上にあったらしい。この遺跡の他にも、近くの海底で類似した遺跡が発見されており、元は一つであったと考えられている。

 これらの巨石文明は、その後に起きた天変地異が原因で、同時に海面下に没したと思われ、超古代文明の存在を裏づける証拠になるかもしれない。
  これらオーパーツの信じがたい事実は、そのほとんどが謎に満ちた神秘のベールに包まれたままである。

  もしも、今後発見される何かによって、これらの事実が裏付けされることになれば、これまでの、我々が思い込んでいた既存の歴史観、価値観などは根底よりくつがえることにもなりかねない。おそらく、近い将来に、ショッキングな真実があばかれるかもしれない・・・
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