マタハリ
〜20世紀最大の女スパイ〜

 * 魅惑的な謎のダンサー *
 エキゾチックな音楽が流れている。ステージでは、インド風の民族衣装をつけた一人のダンサーがセミヌード姿で踊っていた。東洋的で官能的な踊りだ。宝石を散りばめた髪飾りやブレスレット、多くの装身具類を身につけ、覆っている薄いシルクのベールをたなびかせ、音楽に合わせて激しく身体をくねらせている。
 周囲は暗く、舞台に注がれる淡い光に、彼女の身体はキラキラと輝いていた。やがて、ダンサーは踊りながら客席にまで降りてきた。あるテーブルの前まで来ると、ダンサーは一段と身体をくねらせて踊った。
 テーブルには二人の将校がいる。彼女は意味ありげにウインクすると、口にくわえた一輪のバラをテーブルの上に落とした。そして、再び踊りながらステージに戻っていく。
 一方、将校の一人はバラの花を手に取ると、隣のもう一人に口早に何か話しかけた。そして、急に何かを思い出したように立ち上がると、そのまま出て行き、席には戻って来なかった。
 数時間後、ここはベルリン郊外にある海軍司令部。けたたましい音を立てて、オートバイの止まる音がした。慌ただしくドアが開かれ、伝令は敬礼するなり、封筒から一枚の書面を取り出した。
「少佐、H21号から暗号電報が届きました」そう言って武官は、紙片を一人の将校に手渡した。「5551、2039、4541、6581、1214・・・」紙面には意味不明の数字ばかりがならんでいる。「君、解読を!」少佐に急き立てられるように武官がそれらの数字をタイプライターのような機械に打ち込み始めた。まもなく機械の上部から、カタカタと音を立てて紙が吐き出されてきた。少佐はその紙をつまみあげるとつぶやいた。
「ふむ、なるほど・・・アイスランドに待機中の第24船団は明日の深夜3時に出港とある。目的地はムルマンスク。積み荷は重火器と兵員3個連隊、弾薬、食料ほか、25万5千ガロンの重油、よし!」将校は武官に早口で命令する。
「Uボート各部隊に伝達。北海の北東、Rの4区域に急行されたし。逐一、敵船団を補足、追尾し、これを撃滅せよ」
* 敵味方に暗躍する二重スパイの存在 *
 1914年に始まった第一次世界大戦は3年目に入り、行き詰まりを見せていた。決定打が出ない状態で双方気力の消耗戦の様相を呈していたのだ。
 しかし、1917年春、わずか3か月の間にUボートは1000隻にもおよぶ船舶を撃沈して、イギリスを慌てふためかせたことがあった。戒厳令をひき、秘密裡に出港するのだが、いつの間にかUボートが群がって来るのである。それはまるで血の匂いを嗅ぎつけたサメの群れのようであった。こうして、Uボートに食い下がられた船団は、一隻一隻と沈められて、目的地に到着するころには、最初40隻以上で出港したものが半分以下にまで減ってしまっていたというのもざらであった。
 またフランスでは、100キロも遠方から打ち出される長距離砲の弾丸が、まるで何かに誘導でもされているかのように、パリ中心部にある特定の区域に落下するのも不思議なことであった。
 塹壕戦では、ある連隊が敵の防備の弱い箇所を攻撃しようとすれば、必ずと言っていいほど、そこはいつのまにか厳重に強化されていて、その都度、撃退されて大損害を被るのである。
 こうした出来事が重なると、連合軍は重要情報が敵に筒抜けになっているのではないかとさえ考えるようになった。
 一方、ドイツ側でも同じようなことを考えていた。裏をかこうと思って、密かに部隊を移動させ、深夜に不意打ちをかけるのだが、まるで見透かされているかのように決まって先制攻撃を受けるのである。
 ドイツ軍も連合軍も、内部にスパイが入り込んでおり、情報が相手側に渡っているのではないかと考えた。しかし、両軍とも知らぬところであったが、敵にも味方にも通じた二重スパイがいたのである。
 その二重スパイの名はマタハリ。世界で最も有名な女スパイの代名詞にもなり、後世にその名を刻むことになった女スパイだ。彼女は第一次世界大戦でドイツにも情報を売り、連合軍にも情報を売ったとされている。彼女のもたらした情報のために、ドイツ、連合軍双方ともに多くの犠牲者が出たという。一体、マタハリとはいかなる女性だったのだろうか?
* 夢見る少女時代 *
 彼女の本名はマルガレーテ・ツェレといい、1876年8月7日にオランダ北部の町レーワルデンに生まれた。母親は格式の高い旧家の出身であり、父親はユダヤ系オランダ人で裕福な商人だった。
 彼女には兄と、双生児の弟がいた。ただ一人の女の子ということで父親からはひじょうに溺愛されていたらしい。
 そういう環境が影響したのか、彼女は大変ロマンチックな空想癖のある少女に育っていった。おまけに、オランダ人離れしていた彼女の容貌が一段と空想癖に拍車をかける格好となった。周囲にいる友人たちは皆、金髪で青い瞳なのに、彼女だけは黒髪で小麦色の肌をしており、神秘的な黒檀の瞳をしていたのである。
 少女は、本を読むのが大好きで、そのたびに小説に出てくる登場人物になりきった。「そのときまで気づかなかったけど、あたしはインドの王女様だったの。船が難破して孤島に流されたんだけど、運よく助け出されたのよ。いろいろ怖い経験もしたわ」彼女はそう言って周囲の友達たちに黒い瞳をキラキラさせて不思議な体験を語るのであった。
 本人の思い込みが激しいので、彼女の言葉は迫真に満ちていた。しかも彼女のエキゾチックな容貌がそうした話を裏づける証拠にもなった。純真な友人たちは疑うことをせずにすぐに信じ込んでしまう。
「へぇ!そうなんだ」とか「わぁ!すごいね」などと言っては相槌をうつ。
 すると、少女はますます調子に乗って奇想天外な話をして友人たちを空想の世界に引きずり込むのである。象に乗って人食いワニのいる河を渡ったとか、密林で出会った不思議なお坊さんに秘密の踊りを教えてもらったとか、動物や植物と話しができるのもそのためなのだとか、・・・
 おそらく、自分だけの世界に浸って、友人たち相手に、そうしたおとぎ話のような体験談を語るときが彼女にとって最高に楽しみに満ちた瞬間だったにちがいない。幼い彼女はそうしたふうに毎日を過ごしていたのである。
 ところが、彼女が12歳になったころ、過酷な現実が襲いかかって来た。今まで順調だった父親の商売が急にうまくいかなくなり、その翌年には両親は離婚してしまうからである。しかも翌年には母親は病死してしまった。
 かくして一家離散の危機が襲いかかってきた。兄は母親方の遠い親戚にもらわれていき、双子の弟は父親とともにアムステルダムで暮らすことになる。マルガレーテは一人ハーグの町に住む叔父に引き取られていくのである。
* 結婚して新天地ジャワに *
 彼女が19歳になったころ、新聞の広告欄である記事に目が留まった。広告主は植民地に勤務する陸軍大尉で、ジャワで勤務するあいだ一緒に暮らす相手を募集とのことであった。
 以前から、心の中でインドやジャワという東洋の国々が神秘的なイメージに美化されていた彼女にとって、それは魅力的な誘いであった。
 相手はルドルフという21歳も年上の大尉だったが、マルガレーテにとっては取るに足らない些細なことのように思えた。矢も楯もたまらずマルガレーテはそれに応募した。
 一方、ルドルフもエキゾチックな容貌をした彼女を一目見てぞっこん惚れてしまった。こうして、彼らは電撃結婚することになった。
 ほどなく男児を出産した彼女は、夫とともにオランダの植民地であったジャワに赴任する。しかし期待に反して、ここでの暮らしは快適とは言いがたかった。しかも二人の間にはすでに亀裂が生じていた。ルドルフの無理解で粗野な言動、マルガレーテの派手好きな性格、子育ての仕方から、果ては日常生活の細々したことまで含めて、お互い価値観などまったく合うものではなかったのである。
 まったく形だけの夫婦。マルガレーテは不愉快そうな表情で、ただ毎日を刹那的に送るだけで、一方、ルドルフは単身赴任先のスマトラ島で、娼婦相手に好き勝手に過ごす毎日であった。それに加えて、ある悲劇が、彼らの破局を早めることになった。息子ノーマンが熱病にかかり、あえなく病死してしまったのである。
 こうして身も心も荒廃し、完全に打ちのめされた彼女は、まもなくオランダに帰国することになったが、ほどなくルドルフと離婚してしまった。
 再び独身に戻った彼女は第二の人生を歩む決心をすることになる。もう母国オランダには何の未練のなくなった彼女はパリに出てみようと考えた。 
「私はまだ若い。そうだわ、芸術の都パリに行ってみよう。そこでなら私の才能を認めてもらえるかもしれない」自分の才能をひたすら信じていた彼女にとってその選択は当然かもしれなかった。
* 妖艶な舞姫マタハリの誕生 *
 パリに出てきた彼女は、画家のモデル、乗馬学校の助手などをして、糊口をしのぐことになった。あるとき、パーティの余興でジャワで覚えた踊りを見よう見まねで踊ってみたことがあった。彼女のエキゾチックな容貌とともにそれは大受けだった。たまたまそれが興行師の目に留まり、彼女はダンサーとしてデビューすることになる。それは彼女が29歳のときで、離婚してから3年目のことである。
 最初、小さなホールから始まり、小劇場、名の知れたちょっとした劇場へとエスカレートしていった。このころから彼女は自らのことをマタハリと名乗るようになった。マタハリ・・・それはインドネシアの言葉で太陽を意味する。
「私はジャワの生まれでインドで育ちました。母はジャワの君主の娘で、父はマハーラージャ(偉大な王)に仕える貴族でした。ある日、私はインドの寺院で修行して永遠の秘儀を身に着けました。私が恍惚となって踊り狂うときこそ、シバやヴィシュヌの神々に身も心も近づくことが出来る瞬間なのです」
 マタハリはいつも、自らを神秘のベールに包み込むような謎めいた言葉を投げかけた。彼女のうまい演出と東洋の異国趣味が相まって、マタハリの名はまたたく間に人々の間で知られていくことになる。
 こうして少女時代の夢想家としての才能も手伝い、チャンスを確実にものにしていった彼女は、彗星のようにスターダムにのぼり詰めていった。
 まだこの当時、アジアはヨーロッパ人からみると、なじみのうすい存在であったので、彼女は自分の生い立ちを神秘的なものにつくり変え、その中に浸ることが出来たというのも大いに幸いしたようである。
 しかし、もし自分がオランダの片田舎の出身で、ジャワにしても夫の赴任先で行ったというだけであり、インドなど行ったこともなく、離婚歴もあり、その上、そう若くもないと来ると、誰が自分に注目などしてくれるだろう? 彼女の心の中には、こうしたいつ身元がばれはしないかとビクビク脅えるもう一人の自分が常に隣り合わせでいたのである。
* 高級娼婦あるときは二重スパイに *
 そうした不安をいだきながらも、彼女は芸術家として人々の注目を集め続けた。しかし、批評家の中にはマタハリは芸術家などではなく、ただの芸人に過ぎないと酷評するものも少なくなかった。それでも退廃したヨーロッパの気風に、斬新な風を注ぎ込んだとして、マタハリは評価され続けた。
 しかし、移り気なパリの人々の関心を長らく引きつけておくことは難しかった。人々は次第にマタハリの単調な演出に飽き始めたのだ。もっと、何か人々を引きつけるもの、より強い刺激が必要であった。彼女は衣装に凝り、より悩殺的に振る舞った。舞台をローマやベルリンなどにも移した。しかし、人気は一時的なもので長続きはしない。しかも、1914年に第一次大戦がはじまると、人々の関心は遠のき、もうそれどころではなくなった。
 仕事の依頼は急速に減っていき、経済的な危機は彼女を憂鬱にさせた。ここにいたり、彼女は自分の魅力を生かして娼婦として生きる道を見出したのであった。
 マタハリには、ステージで踊っていた当初から、ヨーロッパ各地にいろいろな知り合いがいた。ある銀行家などは、彼女の熱狂的なファンでパトロン的な存在でもあった。彼女は、こうして知り合った男たちに娼婦として身をまかせることで収入の道を考えたのである。相手の多くは高級将校か政治家だった。このことが、マタハリを結果的にはスパイとして活動させることとなる。
 このとき彼女は、相手から得た情報がかなりの金額で取引できる価値を持っていることも知ったのである。一見、何気ない言葉でも、重要な情報を秘めていることがあった。彼女は夕食などをしてその夜ベッドをともにし、翌朝、300フランほどを受け取って別れるのだが、そうした際、別れ際に何気ない会話が交わされることが多かった。無論、そうした方向に会話を仕向けていくのではあるが・・・
「あのイワンどもからまた援助の催促だよ。今度は食料と燃料を送ってくれと来た。出港は、うん、明日の夜かな、うまくたどり着いてくれるといいんだが」
「今、フランス国内には、不満分子がそこら中にあふれかえっているんだ。どこかでガス抜きをしないと長くは持たないだろう。たぶんだが、春までに総攻撃がベルダンあたりで行われるよ」
「まったく敵さん、いつになったら要塞から出てくるのやら。こうなった以上は、次の新月あたりにこっちから攻勢をかけるしかないな」
 こうして得られた会話の一部は、巧妙に秘密のルートを通じて、敵味方双方に伝えられるのである。一見、意味のないように思われた会話でも、情報部の人間が分析すれば、意味をなしてくるものだ。いよいよ大作戦の行われる前ぶれなのか、なにがしかの計画が実行される前兆なのか、そうした何かが判明するのだ。分析されると、後は具体的な命令となって各方面に伝えられるのである。
* スパイとして捕らわる *
 しかし、マタハリはついに逮捕される日が来た。逮捕の決め手は、スペイン駐在のドイツ武官がベルリンに送った秘密の無線電報の内容であった。その中で何度か、H21というコードネームが使われていたのだが、それがマタハリを指すものであるとフランス側が突き止めたのである。かくして、1917年2月13日、マタハリは滞在中のホテルにてスパイ容疑で逮捕されてしまった。
 当時、戦況はかんばしくなく、敵味方にかかわらず、各地で兵士の反乱があいついで起き、国家の分裂の危機さえただよい始めていた。事実、連合軍側の陣営の一つ、ロシアではペトログラードで労働者による大規模な反乱が起き、ロマノフ王朝はあえなく崩壊してしまったのであった。
 フランスにとってもこれは他人事ではなかった。国内に政府に不満を持つ者があふれ返っており、悪くすれば、国家の転覆や崩壊という事態にもなりかねないのである。しかし、これまでやらかした軍事上の失敗や失策をすべてマタハリのせいにすれば、自分たちの責任逃れとなり、体面を保つことができる。つまり軍の上層部からしてみれば、マタハリが極秘情報を敵に売ったからということにすれば、自分たちのメンツを守るいい口実となるのである。
 こうして、マタハリはスパイ容疑で捕らえられ、軍事法廷で裁判にかけられることになった。「金のために数えきれないほどの男とベッドをともにし、ベッドの上で将校を誘惑して多くの軍事機密を聞き出した。こうした卑劣極まりない手段で得た情報を、敵国に高く売りつけるような女は人間として扱うに値しない」などと激しく非難されたのである。そして最後には、「お前の売った情報は、連合軍兵士5万人の死に相当する」などと罵倒された。
 やがて判決が言い渡された。「当軍事法廷は全員一致で、マルガレーテ・ツェレを有罪と認め、銃殺刑に処するものとする。処刑はすみやかに行われる」彼女は弁明の機会さえほとんど与えられることなく、裁判などはわずか40分ほどで終了してしまった。
 かくして、塹壕戦で戦死した数えきれない犠牲者も、多くの輸送船がUボートに沈められて海の藻屑と化したこともすべて彼女のせいにされたのであった。
*  最後まで毅然として美しく *
 1917年10月15日、夜明け前。パリ郊外ヴァンセンヌの森の近くの土手である処刑が行われようとしていた。3列に取り巻く兵士たちの向こうには、マタハリの姿が見えた。彼女は濃紺のマントをはおり、ストローハットをかぶった姿で、一本の杭を背にしてたたずんでいる。
 兵士の一人がマタハリに近づこうとした。彼女はこのとき叫んだ。「私に触らないで! 私は目隠しも縄もいらない!」彼女はこう言い放ち、自ら杭に身体を寄せると、銃殺隊の方にきっと向き直った。そして、銃殺隊の12人の兵士たちに投げキスさえ送った。それは、自由奔放に生き、短くもあったが、精一杯生き抜いた女の意地のようにも見えた。あるいは彼女のプライドがそうさせたのだろうか?
 やがて、指揮官がサーベルを抜くと銃殺隊に合図を送る。
「銃殺隊、前へ・・・」太鼓の音が小刻みに鳴り出した。
「構え!」カシャッという音がして銃口がいっせいに向けられた。太鼓の音が一段と大きくなる。
「狙え!」 「撃て!」
 つんざくような銃声のこだまする音が周囲に響き渡った。マタハリは右手で天を仰ぐように、もう片方の手は胸を押さえるような仕草をした。そうして、ゆっくり半回転すると、どっと崩れ落ちるように大地に横たわった。かくして、マタハリはここにその生涯を終えたのである。刺激的で妖美ではあったが、はかない一生であった。
 遺体は引き取り手のないまま、ヴァンセンヌの墓地に埋葬された。3日後、マタハリの死は、ここ遠く離れたアジアの片隅、日本でも新聞のトップを飾る見出しで大々的に伝えられたという。
* マタハリは稀代の悪女? *
 変幻自在に生きた女スパイ、マタハリ。しかし彼女には今なお謎が多い。一体、彼女はいかにして重要機密を聞き出し、どのようにして敵味方にその情報を売ったのか、詳しい内容は一切定かではないのである。つまり強硬に有罪であるとするフランス側の主張があるだけで、確実と思われる証拠は何一つないのである。マタハリはスパイとして何らかの情報を相手にもたらしたことは確かだと見られている。しかし、それらは重要な情報と言えるものではなかった。
 彼女を捕らえたフランスとしてみれば、マタハリを格好のいけにえにしたかったのではなかろうか? 彼女に国民の憎悪の矛先を向けさせる。つまり国民の不満のはけ口として利用された感が強いともいえるのだ。
 高級将校を誘惑して国の大事な機密を盗み出した女。金のためなら手段を選ばぬ非情な心をもった女。男どもを惑わせた魔性の女。
 こうしたイメージをマタハリに植え付けようとしたのかもしれない。
 では、彼女はただ国家に利用されただけだったのだろうか、あるいは国家が彼女に翻弄されたのだろうか、それも今となってはよくわからない。しかし、いずれにしても、こういう不可解な結末も彼女らしいと言ってしまえばそれまでなのだが・・・・
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参考文献
「危険な愛人マタハリ」ジュリー・ホィールライト著 野中邦子訳 平凡社
歴史読本「魔性のヒロイン」新人物往来社
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